祖父母に育児 「じぃじ・ばぁばセミナー」


下野新聞
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 【下野】初孫を迎える祖父母が
育児での役割などを学ぶ「じぃじ・ばぁばセミナー」が
19と26の両日、薬師寺の
自治医大学看護学部演習室で開かれた。

 出産後の生活を想定して話し合いうことで
育児をスムーズに進めることが目的。
講師は「祖父母が育児に関わるプログラム」を研究している
同学部講師の角川志穂さん(37)が務めた。
独自の調査では、出産を経験した家族の
約4人に1人が「育児の考え方で
家族間でずれを感じたことがある」と回答したことから、
出産前に家族で話し合うことの大切さを伝えているという。

 セミナーには下野市などから9家族計22人が参加。
初日は「人工乳は薄めない」
「ベビーパウダーの使い方」など
昔と今の育児の違いを○×クイズで学び、
赤ちゃんのお風呂入れを体験した。
最終日は角川さんが「祖父母の役割とは」と題し講義を行い、
最後は5班に分かれたグループワークで
祖父母が担う育児の役割について各班で意見を交わした。

 セミナーを終えた参加者は
「出産前の話し合いで育児の心構えができた」
「役割分担など意見が食い違いそうなことを
事前に話し合えた」など前向きな感想を口にした。
講師の角川さんは「事前の話し合いは
出産前に家族関係を構築できる」と分析。
「参加者に協力してもらい、
産後も調査して研究を深めていきたい」と話した。
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