【広島県】はがきの表書き半数が不正解


中国新聞
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 はがきの表書きを正しく書けるのは
広島県内の小学5年生で約半数にとどまることが、
2012年6月に県教委が実施した
「基礎・基本定着状況調査」で分かった。
県教委は「電子メールが普及し、
児童が手紙を書く場面が減っている」と分析。
授業で実際に手紙を書く機会を設ける方針でいる。

 調査は国語と算数の基礎力や思考力をみる目的で、
公立の全516校の2万5362人を対象に実施。
問題では、はがきの表の面に4カ所の枠を設け、
「自分の名前」「相手の名前」「自分の住所」
「相手の住所」を書く位置を尋ねた。

 すると、全て正しく回答した児童は52・5%にとどまった。
不正解は46・1%に上り、無回答は1・4%だった。

 不正解の内訳は、
「自分の住所と名前の位置が逆」が8・5%で最も多く、
「相手の欄に相手と自分の住所を並べて書く」
も7・8%で続いた。
「自分と相手の位置が逆」も7・2%あった。

 学習指導要領には、小学3、4年で
表書きを正しく書くことが指導内容例に盛り込まれ、
児童は国語や書写の授業で学んでいる。
県教委が02年度から続ける
基礎・基本定着状況調査で出題したのは初めてという。
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