exciteニュース様
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「子供は3人欲しい」
「男の子と女の子、一人ずつ欲しいな」……など、
将来、自分の子供の人数について
理想や希望を持っている方もいるかと思います。
日本では、男女を問わず“子供は2人”という家族が最も多く、
この四半世紀のスタンダードになっています。
住宅や車など、ファミリー向けの商品も、
“4人家族”を前提に設計されているものが
非常に多いそうです。
最新の『出生動向基本調査
最新の『出生動向基本調査
(2010年、国立社会保障・人口問題研究所による)』を見ても、
依然、「子供は2人」という家族が約57%と最多ではあったのですが、
今回の調査では、大きな変化が見られています。
それは、「子供は1人」という家族がかなり増加した点。
夫婦が生涯に持つ子供の平均人数も1.96人となり、
調査依頼、初めて2人を下回っています。
少子化問題が叫ばれて久しい日本ですが、
生涯未婚者が増えていることだけでなく、
結婚して子供を持とうという意欲や機会を持てたカップルでも、
「子供は1人」というケースが増えているようです。
「子供は1人」を選んだ理由は?
「子供は1人」を選んだ理由は?
では、なぜ、自分たちの家庭では“子供は1人”となった、
もしくは選んだのか。
「そもそも、子供は一人で十分と考えていた」ケースを除けば、
実際の夫婦からは、主に以下のような意見が挙がっています。
1) やむをえず
迷っているうちに機を逃した、それ以上仕事を休めなかった、
1) やむをえず
迷っているうちに機を逃した、それ以上仕事を休めなかった、
晩婚で年齢的に厳しかった、など。
2) 経済事情から
子供が多いとお金がかかる、教育費がかかる、
2) 経済事情から
子供が多いとお金がかかる、教育費がかかる、
1人の子に十分なことをしてやれないから、など。
3) 将来不安から
子供に生きよい社会や地球環境でない、
3) 将来不安から
子供に生きよい社会や地球環境でない、
生まれる子供の健康が心配、教育や受験を思うと気が重い、
子供の数だけ気苦労が増える、など。
4) 一人目の苦労経験から
一人目のときに、妊娠や出産が大変だったから、
4) 一人目の苦労経験から
一人目のときに、妊娠や出産が大変だったから、
子供や子育てがあまり好きではないと感じた、
夫が子育てに非協力的だったから、など
5) 自由時間、生活スタイルの維持
自分のことをする時間がなくなる、
5) 自由時間、生活スタイルの維持
自分のことをする時間がなくなる、
今ある生活のリズムを壊したくない、
再び子育てをするのが億劫、など。
「持ちたい希望人数」>「実際に持つ人数」
「持ちたい希望人数」>「実際に持つ人数」
教育学博士の柏木恵子氏の調査では、
夫婦の「持ちたい子供の希望人数」は減っておらず、
「実際に持つ子供の人数」が、
希望人数を下回ってしまっているのが、
日本の顕著な傾向なのだとか。
つまり、理想では2人以上欲しかったけれど、
やむをえない事情があったり、実際に産んだところ、
思った以上にエネルギーやお金、時間等の負担がかかり、
結果的に1人とした……そんな夫婦も多いということですね。
気になったのは、「日本社会や地球環境の
気になったのは、「日本社会や地球環境の
先行きが明るいと思えない」といった
未来への不安要因を述べる方が増加している点。
また、著者の知人にも同意見の女性がいましたが、
「夫が(一人目で)全く子育てを手伝ってくれなかったので、
二人目を産む意欲が失せた」という意見。
核家族化が進み、仕事を持つ女性も増えるなかで、
周囲、特に旦那様の協力が少ない子育ては、
想像以上に女性の負担となってしまっているようです。
いかがでしょうか。
いかがでしょうか。
決して「産みたい意欲」が低下しているわけではないので、
せめて「希望人数」と「実際産む人数」の間に、
あまり差がうまれない、そんな社会にしたいものですね。
何人持つにしろ、子供を産みやすい社会に
するためのヒントが、上述の理由に
沢山表れているようにも感じました。
皆さんは将来、子供が何人欲しいですか?
その希望を現実に叶えるためには、