プラネタリウムに幼児向け番組


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 前橋市西片貝町の市児童文化センターが、
センター内にあるプラネタリウムの
幼児向け番組を独自に製作した。
デジタル技術を使って星空と画像を重ねるなどして、
幼い子供が空の不思議に引き込まれるよう
工夫が凝らされている。
29日から団体向けに上映する予定で、
同センターでは、本物の空に興味を持つきっかけに
なればいいと期待している。

 同センターは年間50園ほどの
幼稚園や保育園が利用する。
月に1本プラネタリウム用のオリジナル番組を作ってきたが、
幼児向けの番組はなく、
幼児には小学生向けの番組を少しかみ砕いて
上映していたという。

 しかし、2012年1月にセンターを改築した際に
プラネタリウムの機材も最新のものにしたことで、
デジタル技術で画像を星空に重ねて写したり、
映像を拡大したりできるようになった。

 番組は、幼稚園の教育要領や保育園の保育指針で
うたわれている「自然の大きさや不思議さに関心を持つ」
という点に注目し、プラネタリウムで空について学んだ後、
本物の空に興味を持てるよう「空と仲良くなる」
ことをテーマにした。

 月で暮らすウサギが、世界各国で月の模様として
親しまれているカニやライオン、
本を読むおばあさんなどと友達になっていく様子を、
画像をふんだんに使って紹介しているほか、
多くの幼児が起きている朝7時の太陽や
夜8時頃の星空を映し出すことで興味を持ちやすくしている。

 職員がシナリオ作成、作画、声優の全てを行っており、
同センターの塩崎政江館長は
「空を見上げるきっかけになればいい」と話す。

 番組は団体での利用申し込みがあった際に
上映予定だというが、事前に問い合わせれば
上映できることもあるという。
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