ITツール 子育てに活用


YOMIURI ONLINE
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パソコン見て「通話」、赤ちゃんあやすアプリ
 ITツールを子育てに活用する親らが増えてきた。
子どもの様子をカメラで確認したり、
学校で配布されたプリントを外出先のパソコンで読んだりして、
仕事との両立もしやすくしている。

 東京都の会社員、小林誠さん(35)は、
インターネット経由で互いの生の映像を見ながら
無料で通話ができる「スカイプ」を使い、
週末に埼玉県の両親と連絡をとっている。
3歳の長男の成長の様子を見せ、会話もしてもらう。

 「昨年秋に次男が生まれたばかりで
外出しづらいこともあり、助かっています」と話す。
出張の際にも、ノートパソコンで
自宅にいる子どもたちとスカイプで通話を楽しむ。
「仕事の張り合いになっている」という。

 スカイプを利用するにはマイク付きのカメラが必要。
パソコン向けのカメラは、数千円で販売されている。
スマートフォン(スマホ=高機能携帯電話)なら
内蔵されたカメラが使える。

 福岡市の宮原礼智あやともさん(41)は、
様々なデータをネット上に保存できる
「エバーノート」というサービスを利用し、
高校1年から小学4年まで3人の子どもたちに
学校が配布したプリントを読んでいる。

 子どもたちは帰宅後すぐ、
パソコンにつないだスキャナーにプリントを読み込ませる。
デジタル保存されたプリントを、
宮原さんは仕事の合間に職場にある
自分のパソコンで読むことができる。

 「1日に受け取るプリントが3人合わせて
10枚以上の日もあり、子どもから受け取りそびれたり、
ほかの書類に紛れたりすることがなくなりました」。
エバーノートは1か月に保存するデータ量が
60メガ・バイトまでは無料で利用できる。

 父親向け育児情報誌「FQ JAPAN」の
発行人、清水朋宏さんは、
「読者の中にもITツールを使いこなす人が
増えています」と指摘。
最近は、カラフルな画像とともに、
「ガラガラおもちゃ」の音が出て
赤ちゃんをあやすスマホのアプリなども登場しており、
「ますます便利になりそう」と話している。
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