東日本大震災:長引く避難生活に笑顔 西宮のNPO「つむぎの家」、学童保育行事で交流会 /兵庫


毎日jp
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 東日本大震災と福島第1原発事故で関西に避難している
子供たちを元気づけようと、
西宮市のNPO法人「つむぎの家」が、
学童保育の子供たちと避難してきた
子供たちの交流会を開いている。
毎月1〜2回、芋掘り会やキャンプなどを実施。
子供たちからは「新しい友達ができてうれしい」との声が上がる。

 「はじめまして、どこから来たの」
「東京だよ。今日一緒に寝ようね」

 12月15、16日に同市の甲山森林公園で行われた宿泊交流会。
学童保育の12人と避難児童6人の計18人が参加し、
公園の散策や鬼ごっこなどを楽しんだ。

 つむぎの家は08年設立。
学童保育や子育て支援の活動を行い、
11年3月の震災後は同市内で
避難者の集いなどを開催してきた。
避難生活が長引く中、「新しい友達を作り、
関西での生活を笑顔で過ごしてほしい」と、
今秋からは学童保育の行事に、
避難してきた子供たちを無料で招くようになった。

 福島市から両親と西宮市に避難した
小学校2年の女児(7)は
「最初はさみしかったけど、
つむぎっこ(学童保育の子供たち)とも
仲良くなれたし、うれしい」。
東京都江東区から両親と姉と避難した
小学校1年の女児(7)も
「いっぱい遊べて、お泊まり楽しいな」と笑顔を浮かべた。

 畑京子代表は「子供同士はすぐ仲良くなって、
何も気にせず遊び回っている。
避難生活は終わりが見えないが、
こちらで元気に暮らす子供の姿を見て、
親たちにもほっとしてほしい」と話した。

 今月19日には、西宮市内で
たこ揚げ大会を予定している。
問い合わせは、つむぎの家(0798・34・2315)。【関雄輔】
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