北京市、児童の屋外運動を中止 深刻な大気汚染で


日本経済新聞
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 【北京=島田学】10日から有害物質を含む
濃霧に包まれている北京市は13日までに、
市内の小中学校に対し、
児童や生徒による屋外での運動などを
当面中止するよう通知した。
市民にも不要不急の外出を控えるよう呼びかけている。
中国の国営新華社によると、
北京市の大気汚染指数は6段階中で最悪を示す
「深刻な汚染」が連日続く。
呼吸器官系疾患の患者も急増しているという。

 車の排ガスなどに含む
直径2.5マイクロ(マイクロは100万分の1)メートル以下の
微粒子状物質「PM2.5」が主な原因だ。
1立方メートル当たり75マイクログラム以下を
基準値としているが、12日から13日にかけて
北京市内で一時990マイクログラムを超えた。

 インターネット上では、健康被害を心配する市民らが、
空の様子を写した写真とともに
政府に早急な対策を求める書き込みが相次いでいる。
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