子ども、再起の旗振り 宮城・南三陸で「ささよ」


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 宮城県南三陸町歌津寄木地区に
藩制時代から伝わる小正月行事「ささよ」が
15日あり、地元の小学1年から中学3年までの
男の子6人が地区を回って、大漁と海上安全を祈願した。
 一行は、大漁旗や船名旗の旗ざおを背負った
大将の歌津中3年男子(15)を先頭に、
寄木漁港や仮設住宅を巡回。
各地で旗ざおにお神酒をかけ、声をそろえて
「おめでたいヤナー、ササヨ、ヨイトコラ、ヨイトナエー」
と歌い上げた。
 歌には漁船の名前を折り込んで、
各船の豊漁と安全を祈る習わし。
大将の男子は「震災で漁船がなくなった昨年は
船名を折り込むことができなかったが、
ことしは歌に船の名前を入れることができて良かった」と話した。
 ささよは本来、地区の全戸を回る行事だが、
東日本大震災で約8割が被災したため、
昨年に続き寄木漁港と仮設住宅だけで行った。
ささよ保存会の畠山鉄雄会長(66)は
「一日も早く高台移転を終え、
震災前のように家々を回るささよを復活させたい」
と話していた。
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