育児支える上司「イクボス」養成を 来月4日県、前橋でセミナー


東京新聞
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 男性の育児休業取得には上司の理解が欠かせないとして、
県は造語「イクボス」を考案し、
企業向けセミナーを開催している。
二月四日午後一時半からは一般向けに
「イクボス養成塾講演会」を前橋商工会議所会館
(前橋市日吉町)で開く。

 イクボスは育児参加に積極的な男性「イクメン」にちなみ、
部下の育児に理解がある上司を表現している。
造語のきっかけは、県が二〇一〇年度に実施した
従業員調査だった。
女性の育児休業の取得率が97・8%なのに対して
男性はわずか1・1%にとどまっていた。
「育休促進に何が必要か」との質問に
「事業主や上司の理解」との回答が男性61・8%、
女性52・1%に上り、ともに最も多かった。

 講演会では『部下を定時に帰す「仕事術」』
などの著書がある東レ経営研究所特別顧問の
佐々木常夫さんが、仕事と育児を両立させる経営戦略を論じる。
育休取得や時短勤務に熱心な
県内の事業所の事例発表もある。

 二月十日午後一時半からは、
ぐんま男女共同参画センター(前橋市大手町)で
NPO法人ファザーリングジャパンの
安藤哲也副代表によるイクメン養成塾講演会もある。
どちらも参加無料。
申し込みは県労働政策課=電027(226)3403=へ。
(伊藤弘喜)
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