
マイナビニュース様
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処方されたタミフルを服用した子どもに、
異常な行動が現れる……
数年前、インフルエンザにかかった子どもについて、
・興奮して窓を開けてベランダに出ようとする。
・自宅から出て外を歩いていて、話しかけても反応しない。
・人に襲われる感覚を覚え、外に飛び出す。
・変なことを言い出し、泣きながら部屋の中を動き回る。
・突然笑い出し、階段を駆け上がろうとする。>
特に、ベランダへ出たり、外に飛び出したり、
数年前、インフルエンザにかかった子どもについて、
相次いでこのような報告があったことは、
記憶に新しいことと思います。
自宅の2階から転落するなど、
痛ましい事故につながったケースもありました。
こうしたインフルエンザの子どもの異常行動と、
こうしたインフルエンザの子どもの異常行動と、
治療薬タミフルとの因果関係は未だはっきりしないものの、
平成19年には、原則、10歳以上の未成年には
タミフルの使用を差し控えるよう、
厚生労働省から医療機関に通達が出されました。
これにより、現在、10歳代のインフルエンザ患者には、
タミフル以外の薬が処方されています。
これで異常行動は起きない、と考えたいところなのですが、
これで異常行動は起きない、と考えたいところなのですが、
実は、通達が出された後も、
インフルエンザの子どもの異常行動は無くなっていません。
■異常行動はまだまだ現れている!
厚生労働省ホームページの
■異常行動はまだまだ現れている!
厚生労働省ホームページの
「インフルエンザ罹患に伴う異常行動研究」によれば、
タミフル以外にも、リレンザ、イナビル等の
治療薬を服用した場合にも異常行動が現れる、とされています。
また、解熱剤のアセトアミノフェンのみ服用した場合や、
また、解熱剤のアセトアミノフェンのみ服用した場合や、
特に医薬品の服用がない場合でも、
同様の異常行動がみられたという報告があります。
異常行動は、乳幼児や小学生など、
異常行動は、乳幼児や小学生など、
10歳未満も含め、幅広い年齢層で現れています。
つまり、タミフルを服用していなくても、
インフルエンザにかかった子どもは
異常行動を起こす可能性があるということ。
現在、注意が呼びかけられています。
■異常行動とは?
厚生労働省ホームページ「インフルエンザQ&A」によれば、
■異常行動とは?
厚生労働省ホームページ「インフルエンザQ&A」によれば、
“異常行動”として次のような例が挙げられています。
<・突然立ち上がって部屋から出ようとする。
・興奮状態となり、手を広げて部屋を駆け回り、
<・突然立ち上がって部屋から出ようとする。
・興奮状態となり、手を広げて部屋を駆け回り、
意味のわからないことを言う。
・興奮して窓を開けてベランダに出ようとする。
・自宅から出て外を歩いていて、話しかけても反応しない。
・人に襲われる感覚を覚え、外に飛び出す。
・変なことを言い出し、泣きながら部屋の中を動き回る。
・突然笑い出し、階段を駆け上がろうとする。>
特に、ベランダへ出たり、外に飛び出したり、
という場合には、命にかかわる大事故につながることも。
周囲の大人が抑えたり、守ったりしなければなりません。
■自宅療養中、最低2日間は見守る
異常行動による思わぬ事故を防ぐためには、
■自宅療養中、最低2日間は見守る
異常行動による思わぬ事故を防ぐためには、
自宅療養中、子どもが1人きりにならないよう、
注意することが大切です。
異常行動は、かかってから2日目までに多く現れます。
療養開始から、少なくとも2日間は大人が見守るべきでしょう。
また、身体が大きく力の強い子どもの場合、
また、身体が大きく力の強い子どもの場合、
お母さん1人では異常行動を抑えられないことも。
できるだけ複数の大人が対応できる状態に
しておくこといいでしょう。
異常行動以外にも、インフルエンザの初期は
急に悪化する可能性があります。
子どもが安心して療養できるように、