理科好きの子ども育成を…教材費の大幅増額検討


YOMIURI ONLINE
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 政府は、「理科好き」の子どもを増やすため、
小中学校の実験や観察で使う顕微鏡や
人体模型などの教材購入にあてる補助金を
大幅に増額する検討に入った。

 2012年度補正予算案に約100億円を
盛り込む方向で調整している。

 理科教材の補助金は、民主党政権が編成した
12年度予算で約10億円、11年度予算で約15億円だった。
実験や観察を重視する学習指導要領が
08年に告示され、09年度補正予算に
当時の麻生内閣が200億円の補助金を盛り込んだが、
09年9月の政権交代後、未交付だった
約60億円は執行停止となった経緯がある。
補助金の増額は、安倍政権が進める
民主党政権の教育政策見直しの一環だ。

 国際教育到達度評価学会(IEA)が
先月公表した子どもの意識調査によると、
日本の中学2年生で「理科を使う職業に就きたい」
と答えた割合は20%で、
国際平均の56%を大幅に下回った。
IEAが同時に公表した「国際数学・理科教育動向調査」では、
中学2年生の理科の成績は世界4位だっただけに、
「理科好き」を増やすことが
科学技術創造立国を目指す日本の課題となっている。
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