9か月の間に2度出産した女性、出産直後の妊娠判明時は「固まった」。


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昔で言えば「十月十日」、最近は40週と週単位で
計算するようになった妊娠期間。
つまり、順調に赤ちゃんを成長させて出産を終えたとなれば、
次の赤ちゃんを産めるのは早くても10か月は先になる
――と考えるのが一般的だ。
しかし最近、英国に9か月間で
2人の子どもを産んだ女性がいることがわかり、
話題を呼んでいる。
26歳にして3人の子を持つ母親だったこの女性は、
2011年12月に4人目となる女の子が生まれると、
その7週後に5人目となる赤ちゃんの妊娠が判明し、
2012年9月に男の子を出産したそうだ。

英紙デイリー・メールやデイリー・ミラーなどによると、
この女性は英中部の北ウェールズ・リルで暮らす
クレア・オームロッドさん。
3人の子どもをすでにもうけていた彼女は、
2011年にパートナーである36歳のガレス・ジーさんとの間に、
4人目の子アリスちゃんを妊娠した。
しかし危険な合併症を発症させたオームロッドさんの状態もあり、
アリスちゃんは25週目の12月6日に
帝王切開で生まれたという。

誕生時の体重が約540グラムと、
「ウェールズで生まれた最も小さな赤ちゃん」だったアリスちゃん。
しかし、超未熟児で生まれたアリスちゃんには
肺や心臓、腸などに疾患が見られ、
脳機能も活動しない状態に。
医師は「生き残れそうもない」と悲観的な見方を2人に伝え、
生命維持装置を外す決断をしたそうだ。
ところが、外す1時間半前から
彼女は自発呼吸を始めて生きる力を見せ、
母は“奇跡”と喜んだ。

そして、親子にそんな苦しさと
希望が与えられてからわずか7週間後。
4人目を産んだばかりのオームロッドさんが、
「(思わず)固まった」という事実が判明した。
ピルや子宮内避妊用具を使用し、
99.99%妊娠はないと思っていたはずの彼女が、5人目を妊娠。
当時の体調から、医師は「中絶したほうが良い」
と忠告したそうだが、彼女は拒否し、出産する道を選んだ。
ところが再び悪夢の妊娠25週目、
彼女の体で胎盤剥離が起こり、
赤ちゃんの状態が危険と判断されたことから、
2012年9月7日に男児ガレスくんも帝王切開で誕生。
彼も約900グラムという、未熟児で生まれてきた。

わずか9か月の間に、2人の子どもを産んだオームロッドさん。
生まれた瞬間から健康状態が危ぶまれたアリスちゃんは、
その後も10か月間で「6度の心臓発作や脳障害」などを発症し、
今も体を起こせない生活となっているというが、
医師の話に一時は家族が葬式の手配までしたというだけに、
母は娘が生きているだけでも幸せそうだ。
一方のガレスくんは順調に成長しているという。

ちなみに、地元の学校では、学年を分ける最後の日が
9月7日となっているそうで、2人が入学すれば
姉と弟で同じ学年の同級生に。
同じクラスで学ぶ可能性も充分に考えられ、
そうなれば「ガレスがお姉さんを手助けできる」と、
母は弟の力に期待を寄せている。
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