子ども記録「クラウド」管理へ 高松、丸亀市教委


YOMIURI ONLINE
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 高松市教委は、市立小中学校の子どもの成績や
指導記録など全ての業務データを
外部サーバーで一元管理する「クラウドサービス」を
25日に導入する。
個人情報の流出防止と教員の事務負担軽減が狙い。

 教員は個別のIDとパスワードを持ち、
校内のパソコンのほか自宅のパソコンでも、
インターネットを通じて成績の管理や
教材作成を行うことができる。

 市教委によると、データそのものは
外部サーバーにあるため、
万一、パソコンがウイルスに感染しても
情報流出を防げるという。

 これまで自宅で作業するためUSBメモリーなどに
データを移し、紛失する不祥事が相次いだが、
クラウドでは全ての作業をネット経由で行うため、
こうしたトラブルも避けられる。

 他校の優れた指導案を共有することもでき、
教員の事務負担を3割程度減らせるという。

 東日本大震災で、津波により
個人情報を失う自治体や学校が相次いだこともあり、
導入を決めた。

 担当者は「事務負担軽減により、
教員が子どもに向き合う時間が
増えることに期待している」としている。

 クラウドは、丸亀市教委も新年度に導入する予定。

<クラウドサービス>企業や団体、個人のデータの保存、
処理などをインターネット上で行う仕組み。
利用者側はサーバーもソフトも不要になる。
データを保存する先のサーバー群を
「雲(クラウド)」に例えたことに由来する。
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