平塚市予算:介護予防へ歩数計貸与、病後児保育を事業化へ

カナロコ
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 平塚市は14日に発表した2013年度当初予算案に、
65歳以上の単身者向けに通話・センサー機能付き歩数計を
貸与する事業を県内で初めてスタートさせるなど
3事業からなる高齢者見守り事業(2295万円)を
新規に盛り込んだ。
また、病後児保育事業(1202万4千円)も盛り込むなど
子育て環境の整備も推進。
市は「安心・安全への対応」を強化したとしている。

 高齢者見守り事業は、歩数計の貸与(1457万6千円、対象600件)、
高齢者在宅時緊急通報システム(807万2千円、155件)、
はいかいSOSみまもり携帯の貸与(30万2千円、32件)
で構成。

 歩数計貸与は、65歳以上の単身者で
日常生活に不安があったり、健康増進を希望する人が対象。
歩数計には通話機能や、衛星利用測位システム(GPS)による
現在地検索機能があり、自宅ではセンサーとして見守りも行う。

 毎日の歩数データを集計し、東海道などを
どこまで踏破した距離になったかなどを知らせ、
優良者の表彰も行う計画。
楽しく歩くことで外出を促し、介護予防につなげ、
近所付き合いなども深めてもらう。
課税世帯には月額400円、
生活保護世帯には無料で貸し出す。
高齢者在宅時緊急通報システムはセンサー、
緊急通報装置、家の鍵ホルダーを組み合わせ、
持病のある高齢者らが自宅で発作などで倒れた際、
警備会社が駆け付ける仕組み。
市高齢福祉課は、3事業によって
24時間365日体制で高齢者の見守りサービスを
提供したいという。

 また、県内では13市が実施している病後児保育について、
平塚市も事業化を決めた。
事業主体の私立平塚保育園(宮の前)に
看護師、保育士の人件費として補助金を支出する。
対象は保護者が市内在住か在勤で
小学3年生までの児童。38度5分以下の熱があり、
感染の恐れがないケースなど。
1日の定員は3人。夏までにはスタートさせたいとしている。
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