潜れぬ冬 保育所へおもちゃ 海底がれき撤去の団体  横浜市職員


東京新聞
------------------------------------------------
 東日本大震災の被災地で海底がれきの
撤去をしているボランティア団体「海をつくる会」
(横浜市神奈川区)が、
被災地の保育所の支援にも乗り出している。
「冬は海が荒れて潜れないが、他にもできることがあるはず」と、
昨年末からこれまで、三つの保育所に
おもちゃなどを寄贈した。(志村彰太)

 この会はダイバーら百人でつくられ、
県内で海底清掃やワカメの収穫体験会を開くなどしてきた。
震災後は昨年八月までに宮城県気仙沼市や
石巻市などで計六回、海底がれきの撤去をしている。

 ただ、冬の間は潜水が難しく、メンバーの意見で
保育所への支援を思いついた。
昨年十二月、鶴ケ谷保育所(宮城県多賀城市)と、
仮設の園舎のつくし保育園(同県山元町)に
絵本や遊具、ぬいぐるみなどを贈った。
今月十一日、宮城県岩沼市の西保育所にもプレゼントした。

 会の坂本昭夫さん(56)は「特に民間の保育所は
物資が不足している」と話す。
三月には、津波で園舎が流され、
四月に仮設で再開する岩沼市の東保育所を訪れる。

 海底がれきの撤去は春に再開し、
一部の港では水を浄化する「アマモ」の植栽にも取り組む。
保育所の支援も続ける。
坂本さんは「活動を続けるには、
現地のニーズが分かる情報と、資金がいる」
と寄付を募っている。
問い合わせは、海をつくる会のメール
=umiotsukurukai@yahoo.co.jp=へ。
------------------------------------------------
保育士新卒 保育士転職