幼児への愛にじむ母の鉛筆画


中国新聞
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 幼児のしぐさを題材に鉛筆画を描き続ける
安芸高田市高宮町の主婦筒井尚美さん(36)が、
広島市中区寺町の広島別院で18日にある、
僧侶と信者の団体「ビハーラ安芸」の結成20周年大会で
作品を展示する。
幼子の無邪気な表情に安らぎを感じてほしい、と願う。

 筒井さんは広島市安芸区出身。
1999年、女子美術大を卒業し、中学の美術講師を経て、
12年前に高宮町の浄土真宗寺院、専教寺に嫁いだ。
その後の子育ての合間に描きためた25点を披露する。

 妹にあっかんべーをする兄、
金魚鉢を不思議そうに眺めるきょうだい、
綱引きする園児…。
愛らしいしぐさを優しいタッチで描いている。

 絵は「心が和む」と好評。
3年前、八千代の丘美術館(安芸高田市八千代町)ロビーで
開いたミニ個展で知り合ったビハーラ安芸の
役員から依頼され、今回の展示が決まった。

 筒井さんは現在、小学4年生を筆頭に男女3人を子育て中。
「絵を見て、身近な人たちの幼い頃のしぐさを
思い出してもらえれば」と話している。

 ビハーラ安芸は、終末期の高齢者を抱える
家族の苦悩を和らげる相談などをしている。
大会では、最期のみとりや、遺族の心の支えなどを
テーマにした創作劇やパネル討論を予定する。

【写真説明】子育ての傍ら制作する筒井さん
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