覚せい剤使用容疑 教諭逮捕に児童ら衝撃 さいたま市立宮原小


東京新聞
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 覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで、
さいたま市立宮原小学校(さいたま市北区)教諭の
男性容疑者(45)らが茨城県警に逮捕された事件。
「明るくて面白い先生」と慕ってきた
児童や保護者らに衝撃が広がった。

 男性容疑者は教員歴二十年目。
二〇〇八年度に宮原小に赴任し、
二年生や六年生の担任をした後、
学校運営を担う教務主任を一一年度から務めていた。

 教務主任の仕事には、学校行事の計画づくりや
時間割の管理など事務処理が多い。
校長によると、当初は「自分は担任の方が向いている」
と漏らしたこともあったが、
「慣れた仕事だから(一二年度も)
教務主任をしたい」と自ら希望したという。

 だが、年度当初の昨年四月下旬から病気休暇を取り始めた。
夏休み中は職場に復帰したが、
九~十一月末も病気で休んだ。
校長は「(病欠中に)電話や直接会って
通院状況を確認したが、異変はなかった。
(逮捕は)信じられない」と驚いた表情で話した。

 四年前に男性容疑者のクラスだった男児(12)は
「普段は明るくて、おもしろい先生。
僕は宿題を忘れて、何回も叱られた。
そういうことには厳しく、ちゃんとしている先生だった」と振り返る。

 宮原小PTA役員の男性(50)は
「まじめな印象だったので驚いている。
すべて明らかにして」と困惑した様子。
三年の児童の母親は「もし覚せい剤の影響で、
学校内でなにかあったらと思うと…。
恐ろしくて、まだ信じられない」と話した。

   ◇

 校長と市教育委員会の教職員課長は八日、市役所で会見し、
「市民の方に大変な不安を与え、深くおわび申し上げる」と謝罪。
市教育長は「教育公務員としてあるまじき行為で、
極めて遺憾」とのコメントを出した。

 宮原小は九日に臨時保護者会を二回開く予定。
児童には週明けの朝礼で事情を説明する。
市教委は今後、男性容疑者への
懲戒処分を決める方針。
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