保育ママ制度を導入 名張市、県内で初


中日新聞
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 保育所に入所できない待機児童の解消に向け、
名張市は二〇一三年度、保育士の有資格者が
自宅などで乳幼児を預かる事業(保育ママ制度)を導入する。
県内の自治体では初の取り組み。
初年度は三カ所で計十五人の受け入れを目指し、
早ければ七月から始める。
当初予算案に千二百十一万円を計上した。

 保育ママは、保育所の新設に代わる
待機児童問題の緩和策として注目されており、
大阪、名古屋、神戸など大都市を中心に
制度の導入が進んでいる。

 市内の待機児童(就学前の乳幼児)数は、
一二年十月時点で七十七人。
近年、増加傾向にあり、早期に受け皿を確保する手段として
保育ママの委託に乗り出す。
四月から受け入れを希望する有資格者を募り、
委託が可能と判断されれば、研修を実施する。

 有資格者はサポート役一人を雇い、
二人体制で保育を実施。
生後六カ月~二歳の乳幼児を
最大五人まで預かることができ、
一人につき月額六万円を市から受け取る。
利用者は、市立保育所と同額の保育料を支払う。

 市子ども政策室の担当者は
「子どもを預けて働きたい人に
保育サービスが提供できる環境を整えたい」と話している。
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