児童虐待防止へ専門員、拠点病院に配置…愛知県


yomiDr.
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 児童虐待への対策を強化するため、
愛知県は新年度、拠点病院を中心とした
防止ネットワークを構築する方針を決めた。

 虐待の兆候に気づきやすい医療機関を
効果的に活用することで早期発見や防止につなげる考えだ。
新年度予算案に関連経費を盛り込む。

 児童虐待の相談件数は増加傾向で、
愛知県では昨年度、過去最高の1499件を記録した。
小児救急現場では虐待を疑わせる受診も多いとされるが、
知識や経験が乏しい医療機関もあるため
地域全体で防止に取り組む体制整備が必要と判断した。

 計画では、あいち小児保健医療総合センター
(愛知県大府市)を拠点病院に指定し、
児童虐待専門のコーディネーターを配置。
地域の医療機関からの相談に応じるほか、
医師らを対象にした研修会なども実施する。
ネットワークを充実させるための検討会議を開催するほか、
県内の医療機関(小児科)の体制を把握するための
調査も実施し、効果的な運用を目指す方針だ。

 一方、県は一時保護を必要とする児童が
増加していることを踏まえ、
県内2か所目の保護所を尾張地域に開設する方針も決めた。
新年度に実施設計を行う予定で、
定員は現在の48人から78人に増える見通し。
2014年度に建設し、15年度から運用を始める計画だ。
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