新発売のこども保険 支払い終了は10歳か15歳 畠中 雅子

東京新聞
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 受験の話題を耳にするこの時期。
将来、自分の子どもにかかる教育費について、
不安を抱く方もいるのではないでしょうか。

 教育費の準備手段でポピュラーなのは「こども保険」です。
親や祖父母が契約者となり、
教育費をためる目的で加入する保険。
十八歳などの満期時にまとまった保険金を受け取れるほか、
幼・小・中・高校の進学時期などに
お祝い金を受け取れるタイプもあります。

 そんなこども保険に今年一月、ニューフェースが登場しました。
発売したのは明治安田生命。
商品名は「明治安田の学資のほけん」です。
特長は、十歳、あるいは十五歳で
保険料の支払いを終えられること。
例えば十五歳で保険料の負担が終了すれば、
教育費負担の重い高校以降に家計が楽になります。
契約者ががんになったとき、
保険料の支払いが免除されるプランも選択可能。
お子さんの医療保障となる「医療のほけん」もセットできます。

 受け取れるのは満十八歳、十九歳、二十歳時に
合計三回の教育資金と、二十一歳時の満期保険金。
四回とも、受取額は同額です。

 プランの一例をご紹介します。
三十歳の男性が契約者で、
お子さんがゼロ歳のときに加入したとします。
一回に受け取れるのは五十万円で、
合計二百万円のプランですと、
一カ月の保険料は九千八百九十円。
支払った保険料に対し、受取率は112・3%になります。
現在販売されているこども保険では、ナンバーワンの高さです。

 四月には各社とも、貯蓄性のある保険の保険料値上げを予定。
「明治安田の学資のほけん」も値上げされる
可能性があるので、三月までの加入が有利でしょう。
(ファイナンシャルプランナー)
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