「なまはげ」の鬼に幼児パニック 福井・北四ツ居で住民催し


福井新聞
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 福井市北四ツ居で17日、鬼の仮面を身に着けた
地元住民が子どもたちを脅かす催し「なまはげ」が行われた。
「悪い子はいねえかぁ」と鬼が、
うなり声をあげて家々をめぐり、
子どもたちの健やかな成長を願った。

 東北地方の「なまはげ」を模した行事で、
北四ツ居では約30年前には行われていたが、
いつの間にか途絶えてしまったという。
地域活性化を図ろうと2003年に
北四ツ居自治会壮年会青年部が復活させ、
今年で11回目となる。

 青年部のメンバー5人が赤と緑色の鬼の面をかぶり、
カラフルなビニールテープを割いて作った衣装を装着。
幼児がいる11軒の家を回った。

 林裕之さん(42)=北四ツ居1丁目=宅では、
長女の依知花ちゃん(3)が鬼に囲まれると、
裕之さんにしがみついて号泣。
鬼から「お父さん、お母さんの言うことを聞いているか」
「悪さしてねぇか」と迫られると「いい子、いい子」
と顔を引きつらせて答えていた。
裕之さんは「普段は厳しく怒れないので
これを機会に言うことを聞いてくれれば」と話していた。

 鬼役を務めた青年部長の坂下聖仁さん(50)は
「今年も子どもたちの反応がよく、楽しかった。
子どもたちが元気で笑顔あふれる明るい地域になるよう、
来年以降も続けていきたい」と話していた。
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