おんぶ中に落下で女児重傷、保育士が停職1カ月/川崎


カナロコ
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 川崎市川崎区内の市立保育園で
2011年4月、生後7カ月の女児を背中から落下させ
大けがを負わせたとして、
市は8日、同保育園の保育士で、
現在は同区役所に勤務する係長の女性(52)を、
停職1カ月の懲戒処分とした。

 市によると、保育士はおんぶひもを使って女児を背負った。
背中になじまない感覚があったため、
おんぶし直そうと中腰でひもを緩めた際、
うつぶせの状態で女児が顔から
カーペットの床に落下したという。

 女児は硬膜下血腫や脳挫傷などの重傷。
3カ月半ほど入院し、現在も通院治療を続けているという。

 保育士は昨年12月、業務上過失傷害罪で
川崎簡裁から罰金40万円の略式命令を受けた。
市は女児の治療費を全額負担。
損害賠償については、症状が確定してから
女児の家族と交渉を行うとしている。

 処分理由について、市人事課は
「自己の過失から女児を傷つけた責任は重大で
公務に対する信用を著しく失墜させた」としている。
管理監督責任として、同保育園の
女性園長(55)にも文書注意を行った。
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