乳児死なせた母は「1日1回は頭を柱に」…検察

YOMIURI ONLINE
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 生後2か月の長男の頭を柱に打ちつけるなどして
死亡させたとして、傷害致死罪に問われた、
山形県東根市神町北、会社員女性被告(21)の
裁判員裁判の初公判が4日、
山形地裁(矢数昌雄裁判長)であった。

女性被告は「間違いありません」と起訴事実を認めた。

 検察側は冒頭陳述などで「家事や育児に慣れていなく、
長男の友真ゆうまちゃんが泣きやまないことにイライラし、
むかつくと思うようになり日常生活のストレスを
友真ちゃんにぶつけた」などと犯行に至る経緯や動機を説明。
「昨年2月下旬頃から1日1回は頭を柱にぶつけたり、
胸を強く押したりしていた」と暴行が
日常化していたことを強調した。

 弁護側は「精神的に未熟で、
初めての育児の緊張があったが、相談したり、
愚痴を言えたりする友達はいなかった」と指摘。
現在の心境について「友真ちゃんの未来を
奪ったことを悔やみ、自らを責めている。
友真ちゃんをどれだけ愛していたか」と述べると、
女性被告は唇をかみながら涙を流した。

 5日の公判では論告求刑などが行われる予定。

 起訴状によると、女性被告は昨年3月13日頃、
おぶった友真ちゃんの頭を自宅内の
柱や壁に打ちつけたり、同15日頃には
両手で抱えた状態で床に頭を強く打ちつけたりして、
同日、頭蓋骨骨折やくも膜下出血などの
頭蓋内損傷で死亡させたとされる。
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