ジャカルタで乳児売買組織を摘発 子供を売って生計か


スポーツ報知
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 インドネシアの首都ジャカルタの警察当局が
16日までに、母親から乳児を買って
国内外に売り渡していた疑いで、
助産師を含む女7人を逮捕したと明らかにした。
20年以上にわたり乳児200人以上を
売っていたとの情報もあり、警察が捜査を進めている。

 インドネシアでは、順調な経済成長の陰で
発展から取り残された人も多く、
昨年時点で人口の12%は
月26万ルピア(約2500円)以下で暮らす貧困層。
子供を売って生計の足しにしようとする例が後を絶たず、
人身売買組織の摘発が相次いでいる。

 警察によると、7人は35~62歳の女。
貧しい母親に「赤ちゃんを
裕福な家庭で育てることを約束する」と持ち掛け、
1人当たり2000万~4000万ルピアで買い、
5000万~7000万ルピアで売っていた疑いがある。
値段は乳児の健康状態に応じて決めていた。

 警察は偽造した出生証明書やパスポートを押収しており、
インドネシア国内のほか、シンガポールなどに
売られた疑いがある。
警察は国外にも協力者がいるとみている。

 インドネシアでは最近、インターネットの
ショッピングサイトに「人間の赤ん坊を販売中」
との広告が数日間、掲載される事件も起きた。(共同)
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