幼児向け体育指導のジャクパがアジアで事業拡大


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幼児向け体育指導のジャクパ
(代表取締役社長:五十嵐勝雄、本社所在地:東京都小平市)は
現地の投資家と連携し、今春からタイで
幼稚園児に対してのサービスを提供する。
シンガポールでも保育園から新規に業務受託しており、
少子化で国内市場が頭打ちになる中、
日本で培った指導ノウハウを生かしながら
アジア市場での成長を目指している。

タイでは投資会社が運営する幼稚園で
今春から課外指導を手がける。
受講料は1人当たり月数千円になる見通しだ。
早期の事業拡大をにらんで現地法人を設立するか、
講師派遣に留めるなど詳細を検討中だ。
シンガポールでは、政府系組織「サフラ」が運営する
軍人向けフィットネス施設に併設された保育園で、
園児が全員参加する「正課」の体育指導を受託している。
豪州の体育指導会社と競合したが、
規律を重視したきめ細かい指導スタイルなどが
評価されたという。
保育園は全部で4つあり、園児はあわせて約250人。
契約料金は年間で約300万円だが、
希望者を対象とする課外指導も手がけて
更なる売り上げを伸ばしたいとしている。
シンガポールの幼児教育は学力重視で
体育指導があまり普及していないが、
ジャクパは政府系の保育園に正課として
採用された実績をアピールして、
契約保育園を増やしたい考えだ。
ジャクパはシンガポールに2005年に進出。
これまで30の幼稚園で放課後に男児の体操、
サッカー、女児の新体操の指導をしてきた。
昨年にはマレーシアにも進出しており、
海外進出は今回のタイを含めて3カ国となる。

一方、国内では3万人超の園児らに指導しており、
12年3月期の売上高は約33億円だったが、
体育指導ができる運動スペースを備えた幼稚園が
年々減少し、成長余地が限られてきた。
このため、アジアでの事業展開を
加速したいと考えている。
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