東京・千代田区の2公園で子どものボール遊びが可能な条例成立

FNNニュース
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屋外での遊び場が少ない都会の子どもたちのために、
28日、東京・千代田区で新たな条例が制定された。
千代田区で、28日に可決されたのは
「子どもの遊び場に関する基本条例」。
28日午後1時すぎ、千代田区の和泉公園では、
桜の木の下で花見を楽しむ親子の姿が見られた。
この公園では、花見を楽しむことは問題ないが、
ボール遊びは禁止となっている。
28日の条例が成立したことで、
ゴールデンウイーク明けから、一部の時間、
ボール遊びが楽しむことができる。
千代田区ではこれまで、
乳幼児や高齢者にボールが当たる危険があるなどの理由で、
全ての公園でボール遊びを禁止してきた。
しかし、ボール遊びを禁じられ、
公園でゲーム機で遊ぶ子どもが増えるなど、
体力低下を心配する声も上がっていた。
そのため、今回の条例で、
47カ所の公園のうち2カ所の公園(和泉公園と外濠公園)でのみ、
週1回、ボランティアが見守ることを条件に、
ボール遊びをできるようにした。
28日、ゴールデンウイーク明けから
ボール遊びができるようになる和泉公園にいた子どもたちは、
「(ボール遊び好きな人?)はーい! 大好き!」、
「遊びができるようにしてほしい。
野球とか、野球とか」などと語った。
保護者は、「ここらへんでボール遊びができる公園がないので、
子どもたちが元気に遊んでいる姿が
見られないなあという感じはある」、
「見ていてくれる人がいると安全なので、
それ(条例成立)は、とてもいいと思う」などと話していた。
28日に条例が可決されたことに、
千代田区子ども総務課の高橋 誠一郎課長は
「子どもに、思いっきり外で遊んでほしいという思いがある。
子どもが、1日中遊べるような場所を、
1カ所確保できるのが、将来的な理想」と語った。
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