群れ遊び紹介絵本「みんなであそぶか」 伊那市の保育士が続編作成


Nagano Nippo
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 地域に伝わる集団遊びをテーマに伊那市の
保育士が手づくりした絵本「みんなであそぶか2」が完成した。
昨年の出版に続く第2弾。
地元の高齢者らへの聞き取りから掘り起こした
「群れ遊び」の中から、今回は七つの遊びを新たに加えた。

 市内の保育士ら10人でつくる市保育プロジェクト委員会
(篠田千栄子委員長)が昨年に引き続き作成した。
「みつならべ」や「けんけんぱ」などのほか、
作戦を練る必要があり難度が上がるという「てつなぎおに」や、
創造性や臨機応変な工夫が求められる
「ひみつきち」などを紹介。
高遠第4保育園の延長保育士、寺田和恵さん(31)が
絵を担当し、親しみやすい絵本に仕上げた。

 21センチ×22センチ、56ページ。350部作成した。
各保育園のほか、小学校や市立図書館、
子育て支援センターなどに配布する。
前作を出版した際、保護者らから
購入希望の問い合わせが相次いだといい、
増刷や販売についても検討しているという。

 篠田委員長は「昔の遊びは頭を使い、
自分たちで工夫しないと成り立たないものが多かった。
この絵本を通じ子どもたちのほか
若い保育士や保護者にも知ってもらい、
遊びの幅を広げてもらえれば」と話している。
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