幼児向け食品の大半は塩分過剰 米学会


CNN.co.jp
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(CNN) 米国で幼児向けに販売されているパッケージ食品や
スナックの大半は塩分過剰――。
ニューオーリンズで開かれた米心臓協会(AHA)で
そんな調査結果が発表された。
幼少時の塩分摂取は成人してからの
高血圧との関係が指摘されており、
研究者は保護者らに対し、
購入前に成分表示をチェックするよう促している。

米疾病対策センター(CDC)の研究チームは、
食品店などで市販されている乳幼児向けの食品
約1100点を調べ、1食当たり210ミリグラムを超す
塩分が含まれている食品を塩分過多と分類した。
この基準は米医学研究所などが定める
子どもの塩分摂取量に関するガイドラインに基づく。

その結果、幼児向け食品やスナックの
75%強が塩分過多と判定された。
中には1食当たりの塩分量が630ミリグラムに上る食品もあった。
最も塩分量が多かったのは、スナック類と、
電子レンジで温めて食べるマカロニチーズや
パスタのミートソースがけ、ピザ、チキンの
野菜添えといったパッケージ食品だった。

これに比べるとシリアルバーやフルーツ菓子などは
塩分量が少なかった。
また、4~12カ月の乳児向けのベビーフードも
比較的塩分量は少なかったという。

米農務省は、1~3歳の乳幼児の
1日当たりの塩分摂取量の目安を
1000~1500ミリグラムとしている。

学会ではこのほかにも、2010年に
塩分の取り過ぎを原因とする心血管系の疾患で死亡した人は、
世界で約230万人に上るという統計も発表された。
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