個人情報保護理由に作品の児童名切り取り


京都新聞
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 京都府大山崎町の町歴史資料館で開催中の
小学生の地域学習作品展で、
第二大山崎小の教諭が個人情報の保護を理由に
作品28点から児童名を切り取っていたことが
27日、町教育委員会などへの取材で分かった。
町教委は「不適切だ」として作品の展示を取りやめ、
同小は保護者と児童に謝罪する。

 3年児童が寺社などを巡った成果を絵と文にまとめ、
1クラス分28点を22日から掲示した。
すべての作品で名前部分が窓のように切り取り削除された。

 町教委と同小によると、
展示開始が近づき資料館側から
担任教諭に作品提供の催促があった。
保護者の了承を得ていなかったため
3年担任教諭2人で「個人情報保護」を理由に
名前を削除することを決めた。
提出前、校長や教頭に相談せずに
1人がカッターナイフで切り取ったという。

 町教委は28日の開館までに展示品を撤去する。
学校教育課は「児童は名前が切り取られたことに
違和感や疑問を抱くだろう。
教諭の認識不足で、経緯を検証して厳しく指導する」と話す。
西村勝利校長は「子どもたちの作品を傷つけ、
誠に申し訳ない」と話している。
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