特別指導:穴掘り2メートル 福岡の児童自立支援施設


毎日jp
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 福岡県那珂川町後野(うしろの)の
県立児童自立支援施設「福岡学園」で、
無断外出など問題行動をした入所少年数人に、
「特別指導」として敷地内で
深さ約2メートルの穴を掘らせていたことが分かった。
施設側は「少年の申し出で指導内容に加えたが、
2メートルの深さは危険性もあり、不適切だった」と釈明している。
県は近く調査を始める。

 施設には非行や家庭の事情などの理由で
12〜17歳の37人が入所。
施設側によると、特別指導は少年の希望も聞いた上で
草むしり作業やランニング運動など
複数の内容を組み合わせ、施設職員も一緒に作業する。
今年度は48件の特別指導中、9件で穴掘りを実施。
昨年8月と今年1月には計4人が
それぞれ深さ約2メートルの穴を掘ったという。

 施設側によると、穴は残飯処理や
堆肥(たいひ)作りのため数十年前から日常的に掘っていた。
これまで少年の側から苦情、不満はなかったという。
小寺高文園長は「少年の方が
『もうちょっと掘らせてほしい』と言い、
深くなったが、不適切で是正したい」と話している。
【林田雅浩】
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