女性就業率、初の全国1位の県…延長保育カギ?


YOMIURI ONLINE
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統計データなどから石川の姿を見る
県統計情報室の2013年版「石川100の指標」がまとまった。

 15歳以上の女性就業率が初めて全国1位になったほか、
美術や工芸分野でもトップレベルをキープしている。

 中央官庁の統計データなどをもとに、
石川の特長を探り出そうと、1980年から作成されている。

 指標によると、県内の女性就業率は51・2%(全国平均47・1%)で、
前回の2位からトップに浮上した。
前回トップだった福井は50・9%で2位に後退。
石川は男性を含めた就業率でも
全国4位(59・7%)と上位に入った。

 石川は、2006年に「いしかわ女性再チャレンジ支援室」を
設置して女性の再就職支援などに力を入れているほか、
県は「延長保育実施保育所数
(0~4歳児1万人当たり)が
全国で3番目に多いことも要因では」と分析する。

 石川の歴史や風土を背景に上位入りしたとみられる項目もある。

 日展入選者数(人口100万人当たり)は
21年連続、日本伝統工芸展入選者数は12年連続で1位。
県文化振興課は「加賀藩前田家が文化振興に力を入れ、
藩政期から培われてきた土壌が
引き継がれているのではないか」とみる。

 また、現在は東京に本社を置く大手建機メーカー
「コマツ」の発祥の地であることなどから、
建設機械や金属加工機械などの出荷額は2位、
「加賀友禅」などを中心に繊維産業が発展してきた
土地柄を反映し、合成繊維などの繊維工業出荷額も
全国2位だった。

 巻末の「石川ユニークデータ」を見ると、
1世帯当たりの年間消費金額で
「アイスクリーム・シャーベット」(9637円)と
「チョコレート」(6508円)が1位、
「すし(外食)」(1万9069円)が2位、
スポーツクラブの使用料(6979円)が
3位との結果も出ている。

 指標は県のホームページでも閲覧できる。
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