【大分】認可保育所 定員493人増へ


oita-press
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 認可保育所への入所を希望する待機児童対策として
県は本年度、待機児童が多い大分市を中心に
定員を493人増やす。
私立保育所を対象に活用できる「安心こども基金」を
約11億円充て、30の私立保育所で既存施設の増改築や、
空き店舗を利用して分園を設置するなどの整備を進める。
過去5年間は50~210人の範囲で
定員を増やしており、倍以上の規模。
 県によると、昨年4月現在、
県内には計280カ所の認可保育所
(公立73カ所、私立207カ所)がある。
定員は公立が4396人、私立が1万6650人で
計2万1046人。
県内の待機児童数(昨年10月時点)は137人で、
そのうち130人は大分市に集中する。
 市によると、経済的負担が少ない認可保育所への
入所申し込みは年々増加しており、今年は1732人。
市子育て支援課は「待機児童数は
実際の入所希望者のほんの一部」とし、
4月時点で入れなかった約800人の希望者は、
無認可保育所に預けるなどして
認可保育所の空きを待っているという。
 市内の認可保育所に4歳の子どもを預ける
販売員女性(40)は「関東から引っ越してきて、
周囲に頼る人がいない。すんなりと入れて、大変助かった」と話す。
一方、1歳の子どもを持つ臨時職員女性(30)は
「無認可保育所で9カ月間空きを待ち、
やっと認可に入れた」という。
 県こども子育て支援課は
「少子化で子どもは減っているが、
女性の社会進出や不景気を背景にした
共働きの増加で保育所のニーズは高く、定員はまだ足りない。
保育士の確保など、ハード、ソフト両面で
充実を図りたい」としている。
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保育士新卒 保育士転