子どもが外で遊べない!大気汚染が変えた子どもたちの生活、移民を希望する人も多数―中国


livedoor NEWS
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2013年4月24日、参考消息(電子版)によると、
大気汚染の子どもへの影響を恐れ、
中国では多くの市民が海外移民を望んでいると
23日付米紙ニューヨーク・タイムズが伝えている。

北京市在住の女性、張さん。
4歳になる娘がいるが、昨年の冬からせきや
鼻づまりが止まらなくなった。
今年になって症状はさらに悪化したという。
今年の冬といえば、史上最悪の大気汚染が観測され、
話題となった。

張さんはほとんど娘を外出させない。
仕方なく外に出る時もマスクは絶対にかけさせる。
以前、英国留学を経験したことがある張さん、
英国と中国の空気を比べると「天国と地獄」のような違いだという。
将来的には海外に移民したいと張さんは話す。
自宅には真新しい空気清浄機が置いてあるが、
「そうしなければ死んでしまうから」と張さんは嘆いた。

大気汚染の影響を不安に思う親は張さんだけではない。
友達と遊べなくなっても、子どもを外に出さない親も少なくない。
それどころか校庭での体育を取り止める学校すらある。
一部の保護者は校庭に空気清浄機付きの
ドームを作るべきだと提案している。

実際、中国の大気汚染は
子どもたちの健康に大きな被害を与えるとみられている。
医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンが
掲載した論文によると、
深刻な空気汚染の下で育った子どもたちは
肺に一生涯残るダメージを負うという。
この研究は1990年代のロサンゼルスで実施されたものだが、
現在の中国の大気汚染は
当時のロサンゼルスをはるかに上回っている。(翻訳・編集/KT)
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