
朝日新聞様
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【岡崎明子】2009年の新型インフルエンザ大流行で
亡くなった子どもは41人に上り、
うち約4割が原因不明で心臓が止まる突然死だったことが、
厚生労働省研究班の調査でわかった。
異変に気づいてから30分以内に病院に
運ばれても救命できない例も多かった。
研究班は「通常の季節性インフルエンザでも
同様の死亡があるのか、原因も含め調査が必要」と指摘している。
順天堂大や国立成育医療研究センターなどのチームが、
順天堂大や国立成育医療研究センターなどのチームが、
09年8月~10年3月に亡くなった
198人のうち20歳未満の41人について、
主治医との面談を通じて、死因、症状を分析した。
この結果、前触れのない突然の心肺停止で
この結果、前触れのない突然の心肺停止で
亡くなった子どもは15人と、
脳が腫れて脳機能が低下するインフルエンザ脳症による
死亡の15人と並んで多かった。
7割は5歳未満で、男児の方が多く、
1人をのぞき目立つ持病はなかった。