「倒木」遊具に再生 藍住、保育園児大はしゃぎ


徳島新聞Web
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 藍住町勝瑞の藍住ひまわり保育園で
強風によって倒れたエノキの大木が遊具に生まれ変わり、
園児の人気を集めている。

 エノキは同町矢上の八坂神社境内にあった
高さ10メートル余、幹周り70センチ超の大木。
4月7日、発達した低気圧による強風で根元近くから折れた。

 幹部分に損傷はなく、町は「処分するのはもったいない」と活用を検討。
同保育園で自然とのふれあいを重視した
保育を行っている徳島市の社会福祉法人・蒼生会が引き取ることになった。

 園は、幹や枝を3メートルから1メートルほどの長さに切断した上で、
7個をそのまま園庭に設置。
やや細い枝も花壇の枠にするなど無駄なく活用した。

 園児は太い幹によじ登って飛び降りたり、
またがって電車ごっこをしたりと大はしゃぎ。
キノコが生えたり穴から虫が顔を出すこともあり、
好奇心を刺激している。

 寺西陽子園長(65)は「子どもが自由な発想で
遊び方を考えられる温かみのある遊具ができた」と歓迎。
町も「新たな活躍の場が見つかってよかった」と喜んでいる。
【写真説明】遊具に生まれ変わったエノキの幹で遊ぶ園児
=藍住町の藍住ひまわり保育園
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