4月の大阪市待機児童287人 昨年比6割減


YOMIURI ONLINE
------------------------------------------------------------------------------------------------
大阪市は23日、4月1日現在で、
保育所への待機児童数が昨年同期より
6割減の287人になったと発表した。
保育士らが自宅や賃貸アパートなどで少人数の乳幼児を預かる
「保育ママ」事業を昨秋始めるなどの対策を進めたほか、
集計方法の変更も要因という。
橋下市長は記者会見で、
「来春に待機児童ゼロを達成したい」と話した。

 市によると、昨年同期の待機児童数は、
不況の影響で共働き世帯が増えたことなどから
前年同期比268人増の664人。

 市は昨年度、保育ママや民間保育所の整備費用に
前年度より10億円多い計27億円を計上し、
新たに1080人の入所枠を確保。
保育ママは昨秋以降、27か所に開設され、168人が利用している。

 集計方法は、4月1日現在で待機児童ゼロを達成した横浜市が、
自宅で保育しながら求職している保護者らの子どもを
待機児童に含めておらず、大阪市も今回、除外して算出。
この変更もあって、大幅に減少したという。

 市は今年度、関連予算を39億円に増額しており、
新たに2260人分の入所枠を確保する予定。
------------------------------------------------------------------------------------------------