保育士養成支援:県が鳥取短大と協定 奨学金制度を創設 /鳥取


毎日jp
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 保育士を養成していた県立保育専門学院(倉吉市南昭和町、保専)が
2014年度に閉鎖されることを受け、
保専の機能を受けつぐ鳥取短期大(同市福庭、山田修平学長)と
県が24日、県庁で協定を結んだ。
同大は幼児教育保育学科の定員を25人、教員を1人それぞれ増やして対応。
県は教員の増員にかかる費用を負担するなどして、学生を支援する。

 協定書では、保専が経済的困難を抱える
学生の資格取得や経済的自立を支援してきた実績を踏まえ、
保専と比較して大きな負担増とならないよう、
県が特別な奨学金制度を創設することを定めた。

 検討中の奨学金は入学時に24万円、在学中に計144万円が支給される。
卒業後に県内の保育所や幼稚園などで3年以上勤務すれば、
償還を求めないこととする。
対象は、生活保護受給世帯や住民税の非課税世帯などで、
県内の高校を卒業見込み、または卒業者。

 山田学長は「鳥取短期大と保専の学生の多くは卒業後、
県内の同じ職場でともに働いている仲間。
保専の精神を引き継ぎ、さらに充実させていくことで
『子育て王国』を支えていきたい」と話した。【加藤結花】
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