【アメリカ】児童死亡の小学校、避難所なかった…巨大竜巻


YOMIURI ONLINE
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 【ニューヨーク支局】巨大竜巻に襲われた
米オクラホマシティー近郊ムーアでは、
発生から2日目の21日も必死の救出作業が続けられた。

 この町では過去に多くの竜巻被害に遭ったが、
児童が死亡した小学校には避難用のシェルターがないことがわかり、
地元住民から批判の声も出ている。

 AP通信によると、廃虚と化したムーアの被害現場では、
交通標識が失われたため救急隊員の移動や場所の特定が難航。
損壊家屋や避難住民の全容が判明せず、
全地球測位システム(GPS)端末やスマートフォンを使って救出を行った。
20日夜から生存者や遺体は発見されていないという。

 米紙ニューヨーク・タイムズによると、
児童7人が死亡したプラザタワーズ小学校には、
地下シェルターがなかった。
ムーアは過去15年間で少なくとも4回の竜巻被害を受けたが、
公共・民間を問わず建物に避難スペースを設けることを
義務づける条例はない。

 同校に、竜巻発生当時、息子を守ろうと駆けつけた後、
避難所がないことに気づいたという母親は
「学校の安全は不十分だったのは疑いない」と批判した。
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