札幌市の待機児童、改善着々 1年前929人→613人


朝日新聞
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札幌市は21日、認可保育所の空きを待つ
4月現在の待機児童は613人で、
全国の市町村で2番目に多かった
1年前の929人より300人余り減ったと発表した。
自宅で求職活動をしている人の児童を除外した
最終的な待機児童は398人といい、
会見した上田文雄市長は「2年後に待機児童ゼロを目指す」としている。

 不況で共働き世帯が増えた影響などから、
札幌市では2010年に待機児童が倍増して800人を超え、全国3位に。
過去最多となった昨年は名古屋市に次ぐ2位だった。

 市はこれまでも保育所の定員を増やしてきたが、
昨年度は保育所の定員を1209人増やし、
保育士が自宅などで児童を預かる「保育ママ」や、
運営時間を延長して預かり保育を行う幼稚園を増やしたりした。

 今年は待機児童が大幅に減ったものの、
「(保育需要は)まだ増えていく。最大限努力したい」と上田市長。
10月には三つの区で、保育を希望する保護者に
きめ細かに対応するコーディネーターを配置する計画がある。
保育ママや幼稚園の預かり保育は定員に余裕があるという。
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