いじめ相談調査専門員 越市長と児童クラブ訪問 滋賀


msn産経ニュース
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 ■取り組み紹介、相談呼びかけ

 平成23年10月、大津市立中2年の男子生徒=当時(13)=が
自殺した問題を受け、今年度に市が設置した「いじめ対策推進室」の
相談調査専門員4人が27日、
越直美市長と同市富士見台の富士見児童クラブを訪問し、
対策室の取り組み内容を児童らに紹介した。
専門員は「学校でいやなことをされたり、
言われたりしたらすぐに相談して」と呼びかけた。

 専門員は対策室に常駐しており、男性1人、女性3人の
計4人態勢で保護者や児童、生徒からのいじめ相談を受け付けている。

 対策室には先月1カ月間で40件の相談が寄せられたが、
このうち約9割が保護者ら大人からの相談だった。
子供からの相談が少なかったことから、
子供にも対策室の活動を知ってもらおうと、
専門員が児童クラブを訪問した。

 専門員は、児童クラブに通う約90人の児童を前に、
手作りのフリップを使いながら
「私たちはみんなの心に雨が降っているのを、晴れにする役割」
「元気が出ない時や、ひとりぼっちと感じたらすぐに相談して」
などと呼びかけた。

 児童からは「困っている友人を見つけたら相談してもいいの?」
「どうやって助けてくれるの?」などの質問が出された。

 専門員らは今後も、市内の全児童クラブのほか、
小中学校を訪問して対策室の周知を図る。
専門員と一緒に児童クラブを訪問した越市長は
「専門員が現場に足を運ぶことで、
身近な存在になり困っている子供を助けられれば」と話していた。
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