「認定こども園」補正予算で拡充 東京・渋谷区


msn産経ニュース
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 東京都渋谷区は、6月定例会に提出する補正予算案に、
幼保一元化施設で、認可保育園の基準も満たす
「認定こども園」の拡充を盛り込む。
区が保育園の定員拡大を進めてきた結果、
4月現在の待機児童数は73人と昨年までの3けたから2けたに減少。
一方、定員は285人分も余っているが、
希望する施設以外には入園しない傾向も顕著になっている。
「施設環境や教育内容にこだわる人が増えている」(桑原敏武区長)とし、
特に人気の高い認定こども園の定員を100人以上増やし、
質的なミスマッチ解消を目指す。

 区の待機児童数は、平成23年4月が128人、
24年が135人だったが、25年は73人に減少。
4歳児、5歳児はゼロで0~3歳児に集中していた。

 内訳は、1歳児は区の予想以上に希望者が増えて
15人の空きを埋めても足りない34人となっているが、
他年齢については空きがある状況だ。
区では、地域的なミスマッチもあるが、
特に認定こども園に入園できなければ祖父母に保育を頼むなどして
待機を選ぶという保護者が目立つとしている。

 このため、区では来年4月1日までに新たに、
認定こども園の新設や分園の設置で、
0~3歳児で計141人分の定員増を図る。
保育園全体では計176人分の定員増。
補正予算案には、施設整備などのため計9億2036万円を計上する。
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