「子どもに食事させたかった」 3歳児と母餓死か 大阪のマンション


東京新聞
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 大阪市北区天満二のマンションで母子とみられる二人の遺体が
二十四日に見つかり、部屋から「もっとおいしい食事をさせてあげたかった」
という趣旨のメモが見つかったことが、大阪府警への取材で分かった。

 メモは母親とみられる女性が残した可能性が高く、
府警は二人が死亡した経緯を慎重に調べている。

 部屋には冷蔵庫がなく、食塩がわずかにあっただけだったことも判明。
女性の胃に内容物が残っていなかったことから、
府警は女性が餓死したとの見方を強めている。

 府警によると、二人は昨年十月ごろに
大阪府内の別の場所から引っ越してきた。
女性の口座に残金はほとんど無く、電気やガスは止まっていた。
部屋は施錠されており、第三者が侵入した形跡はない。

 司法解剖の結果、二人の死亡時期は今年二月ごろだった。
免許証や乳幼児医療証などから、
この部屋に住む井上充代さん(28)と息子の瑠海(るい)ちゃん(3つ)とみられる。

 大阪市北区役所によると、充代さんと瑠海ちゃんの住民登録は
同区内ではされていないという。
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