体罰:「保育士から」男児保護者が提訴 県央部の認可保育所 /秋田

毎日jp
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 県央部の認可保育所の男子園児が担任だった
女性保育士から体罰を受けたとして、
保護者が保育所を運営する学校法人と保育士を相手取り、
約373万円の賠償を求める訴えを24日、裁判所に起こした。

 訴状によると、保育士は2010年4月から1年間、
この男児(当時1〜2歳)に1人で排せつさせようと、
男児をトイレに閉じ込め放置し、男児は泣き叫んで便器などに頭をぶつけた。
また、男児を3畳ほどの狭い部屋に閉じ込めた。
さらに、運動後の着替えを手伝わず、
男児を汚れたおむつのまま散歩させたなどとしている。

 保育士が担任になって以降、男児は便秘症や不眠症などと診断されたといい、
現在も心理療法などで治療を続けている。

 男児の母親は「園側には真実を話してほしい。
これが終わらないと前に進めない」と話した。
学校法人理事長は「訴状が届いていないのでコメントできない」と話した。

 問題を巡ってはこれまで、11年11月に男児の保護者が
裁判所に民事調停を申し立てたが、不成立に終わった。
また、12年4月には男児と別の園児(当時1歳)の保護者が
保育士を傷害容疑などで警察署に告訴したが、
秋田地検は今年3月、保育士を容疑不十分で不起訴処分とした。【田原翔一】
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