保育所の待機児童68人 岡山県内、前年の2・2倍

山陽新聞
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 岡山県は24日、県内で希望しながら認可保育所に入所できない待機児童は
4月現在68人で、前年同期(31人)の2・2倍に増えたことを明らかにした。
4年ぶりに増加に転じた。
さらに、希望する保育所に入れないなど
「私的理由」で待機している児童も1068人に上った。

 県のまとめでは、県内の公私立保育所410施設の
総定員4万773人(前年同期比596人増)に対し、
在籍児童は4万752人(同551人増)。県平均の定員充足率は99・9%だった。

 市町村別の待機児童は倉敷市の48人が最も多く、
里庄町15人、真庭市3人、新見市2人と続いた。

 倉敷市は前年同期より30人増で、
同市保育課は「若い世帯が集まる市中心部で施設が
過密状態になっている」と説明する。
同市は今年7月から2014年度にかけて
5施設(定員計450人)を開所して対応する方針。

 新見市は待機していた児童が近隣の保育所に通うようになったため、
現在は解消しているという。
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