「エピペン」注射のタイミングまとめる

NHK NEWS WEB
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東京・調布市の小学校で食物アレルギーのある児童が
給食を食べたあとに死亡した事故を受けて、
日本小児アレルギー学会は詳しい知識のない人でも
注射を打つべきタイミングを見極められるように、
注意すべき症状を一覧にまとめて公表しました。

去年12月に東京・調布市の小学校で5年生の女子児童が
給食を食べたあとに死亡した事故では、
周囲の教師らがアレルギーのショック症状を和らげる
「エピペン」と呼ばれる注射を打つのが遅れたことが原因の一つとされています。
この事故を受けて、日本小児アレルギー学会では教師など
詳しい知識のない人でも注射を打つべきタイミングを見極められるように、
注意すべき症状を一覧にまとめました。
この中では、繰り返し吐く、強い咳き込みが続く、唇や爪が青白いといった
13の症状を挙げたうえで、食物アレルギーが疑われる人に
こうした症状が1つでも見られれば直ちに注射を打つべきだとしています。
学会ではこの一覧をホームページで公表しているほか、
国や自治体などに対し、食物アレルギー対応のマニュアルを作る場合の
基準にするよう呼びかけることにしています。
日本小児アレルギー学会の海老澤元宏医師は
「エピペンを使うことで命が救えるかどうかに関わってくるので
的確に判断できるよう役立ててほしい」と話しています。
ホームページは、http://www.jspaci.jpです。
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