【栃木県】「イクメン増えた」半数止まり 男性の育児参加アンケート

下野新聞
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 育児に積極的な男性を意味する「イクメン」という言葉は浸透しているものの、
イクメンが実際に増えていると思う県民は半数にとどまっていることが
29日までに、県が発表した「とちぎネットアンケート」の結果で分かった。
男性の育児参加を促すには、職場環境の改善が必要との考えが過半数に上った。

 アンケートは5月、インターネットを通じて協力者として登録された
16歳以上の県民338人を対象に実施し、194人から回答を得た。回答者の約7割が男性だった。

 イクメンの言葉を知っているのは95・9%に上った。
一方、周囲でイクメンが増えていると思うかどうかについては「思う」19・1%、
「どちらかといえば思う」29・9%で、合わせて半数弱にとどまった。

 男性の育児参加促進に必要なことを選択式で二つまで尋ねたところ
「労働時間の短縮や上司の理解促進など職場環境の改善」が最多の55・2%に上り、
「男性自身の意識」(42・8%)「育児休業取得の促進など行政支援の充実」(42・3%)が続いた。

 県こども政策課は「今後も育児支援に積極的な事業所の顕彰や、
父子手帳の配布などを続け、男性の育児参加を促していきたい」としている。
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