栃木・大田原の廃校で児童の絵手紙展

YOMIURI ONLINE
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 小学生の絵手紙を展示する「こどもの絵手紙展」が、
今春廃校になった栃木県大田原市蜂巣の旧蜂巣小で27日まで開かれている。

 138年前に建てられた木造校舎にほのぼのとした子供たちの絵手紙がマッチし、
来訪者に安らぎを与えている。

 絵手紙グループでつくる街中絵手紙展示委員会が主催。
同市は絵手紙制作が盛んで、約20年前から市内の小学校で
児童たちが絵手紙に取り組んでいる。
展示されている約100点は、小学校のクラブ活動などで教えている
同委員会事務局の鈴木啓子さん(62)宛てに、
約10年にわたって子供たちから届いた絵手紙。
縦35センチ、横1メートルの巻物や、うちわに描いた「うちわ絵手紙」など様々な作品がある。
父母への感謝や身近な自然を描いたものなど純真な子供たちの心が伝わってくる。

 鈴木さんは「小学校で児童たちの作品展を開くのが5年来の夢だった。
風情ある廃校舎で、子供たちの絵手紙を見ながら、童心に帰ってほしい」
と来場を呼びかけている。午前10時~午後4時。入場無料。
野菜の直売コーナーもある。問い合わせは事務局の鈴木さん(090・3131・1763)へ。
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