小中学生の数 過去最少に

NHK NEWS WEB
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今年度の小学生の数が前の年より8万7000人余り減って
過去最少となったことが文部科学省の調査で分かりました。
一方で体などに障害があり特別支援学校に通う子どもは増えていて、
文部科学省は特別支援教育への理解が進んだためではないかとしています。

文部科学省が毎年、全国すべての小中学校や高校などを対象に行っている調査によりますと、
ことし5月現在の小学生の数は667万6948人で
前の年より8万7671人減って調査を始めた昭和23年以降、最も少なくなりました。
中学生も1万6462人減って353万6201人となり、過去最少を更新しました。
いわゆる第2次ベビーブームの世代と比べると、
4割余り少なくなっていて少子化が進んでいることがうかがえます。
一方、体などに障害があり特別支援学校に通う子どもは13万2568人と
前の年より2574人増え、これまでで最も多くなりました。
文部科学省は、「早い時期からの就学相談を充実させて
特別支援教育への理解が進んだこともあって、
抵抗なく通学できるようになったのが背景の一つではないか」と話しています。
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