新園舎にデザイン賞 前原・りんでん保育園、応募383件から上位入賞 [福岡県]

西日本新聞
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 今春増改築された糸島市前原中央のりんでん保育園(笠信純園長、230人)の新園舎が、
第7回キッズデザイン賞の「子どもの未来デザイン 感性・創造性部門」で
審査委員長特別賞を受賞。その斬新なデザインが注目を集めている。

 園舎は、屋上庭園付きの鉄骨2階建てで、延べ床面積1266平方メートル。
年代ごとの育ち方に配慮した保育室の空間構成と、
半円形の建物外側の長いスロープが特徴だ。
スロープは敷地に点在する園庭と屋上の庭園をつなぐ。
子どもの動きやすさを重視する一方で、大人の目が届くように工夫が施され、
建物全体が保育スペースとして無駄なく活用できる造りになっている。

 「子どもが安全に暮らす」「子どもが感性や創造性豊かに育つ」
「子どもを産み、育てやすい社会をつくる」ための
優れた製品、空間、サービスで選ぶキッズデザイン賞。
経済産業省の後援を受け、今年は全国から383件の応募があり、
同園の園舎は7月末、2次審査を通過した211点の受賞作品の中から、
内閣総理大臣賞など上位賞の一つに選ばれた。
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