「幼児教育ICT」始動 大垣市、保育園児にiPad

岐阜新聞Web
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◆画面に触れ絵描き、表現力向上へ活用

 大垣市は本年度、米アップル社のタブレット端末「iPad」を使った、
「幼児教育ICT(情報通信技術)活用実証実験事業」を進めている。
22日、同市上石津町牧田の牧田保育園を皮切りに、
園児一人一人に端末を配備した指導がスタートした。

 園児が楽しみながらICTに触れることで、表現力などを高めようと実施。
市内の幼稚園や保育園6園で5歳児を対象にアプリを活用した指導を行い、
保育への有効利用の方法を模索する。

 同市では6園にiPad各1台を配布し、7月から試験運用を開始。
園児一人一人が端末を使えるよう、市が貸し出し用に30台を用意し、
今後6園が交代で利用する。

 牧田保育園では、5歳児15人が画面にタッチして絵を描くアプリなどを体験。
園児たちは、虫取りや虹、動物園など、
自由な発想で絵を描き、友だちの絵と比べて歓声を上げていた。

 同市によると、園児一人一人にiPadを用意した指導は県内の公立幼稚園、保育園で初めて。
来年度以降、市内全園への導入を目指している。
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